第二東京弁護士会のご案内

会長あいさつ

第二東京弁護士会会長 日下部 真治 新しい年度が始まり、季節も暖かくなりました。職場でも、学校でも、地域社会でも、新たな環境で生活を始められている方も多いかと思います。
 第二東京弁護士会(通称「二弁」)でも、この4月から、新たな会長・副会長・監事による会務運営が始まりました。当会が担ってきた市民の皆様のための様々なサービスを引き継ぎ、より身近で頼りがいのある弁護士会になれるよう、全力を尽くします。
 ところで、弁護士会のサービスを市民の皆様に知っていただき、また、実際に利用していただくことは、なかなか難儀です。「弁護士会って、そもそも何を相談するところなの?」とか、「こんなことを相談するのは的外れで、門前払いになるんじゃないかな?」とか、思われがちではないかと思います。
 まさに今そう思われた方がいらっしゃいましたら、まずは当会のホームページ(PC版)の上の方にあるタブをご覧ください。「人権・刑事」、「法律相談」、「提供サービス」というタブがあり、そこから、市民の皆様のお役に立てるサービスのメニューが掲載されています。人権救済や刑事事件対応など、人生を左右する重大局面はもちろん、日常的なお悩みにも対応できるサービスを用意しています。
 また、企業向けサービス、自治体・教育機関向けサービス、学生・生徒・保護者向けイベントなど、「こんなこともやっているんだ」と意外に思っていただけるようなサービスも提供しています。今すぐのニーズがなくても、「そういえば二弁のホームページに何か書いてあったような・・・」と思い出していただければ、きっとお役に立てると思います。
 さて、こうした市民の皆様のためのサービスのほかにも、実は弁護士は法律制度の改善にも努めなければならないとされています。弁護士は、日々のご依頼者のための業務とは別に、世の中を少しでも良くできるよう、制度改善の意見書や提言の発信もしており、弁護士会は、そうした発信の場にもなっているのです。当会のホームページ(PC版)の「会長声明・意見書」や日本弁護士連合会(日弁連)のホームページ(https://www.nichibenren.or.jp)の「公表資料」には、そうした意見書等が多数掲載されています。弁護士・弁護士会の活動の一端として、その様子だけでもお目通しいただければ幸いです。
 当会では、市民のための法律家として、また、法律の専門家集団として、社会の役に立つ活動をしていきたいと考えています。ご期待に沿うことができるよう、努力して参りますので、今年度も、どうぞ宜しくお願いいたします。

2024年(令和6年)4月
第二東京弁護士会会長 日下部 真治