裁判と調停の比較
和解あっせんは調停や裁判となにが違うの?和解あっせんを選ぶメリットは?
気になる部分を比べてみましょう。
誰が担当するの?
- 和解あっせん
- 弁護士が担当
- 調停
- 弁護士に限らない
- 裁判
- 裁判官が担当
和解あっせんだと必ず弁護士さんが話を聴いてくれるのね。
建築士や元裁判官、元検察官や大学の先生があっせん人になる場合も、必ず弁護士がつきますよ。また、弁護士の希望があれば、希望を言うこともできます。
時間や場所は都合がきくの?
- 和解あっせん
- 必要に応じ、休日や夜間、あっせん人の事務所などで行うことも可能ですので、ご希望の方は、お申し出ください。
- 調停
- 裁判所が指定した日時/裁判所
*基本的には平日夕方17時まで
- 裁判
- 裁判所が指定した日時/裁判所
これなら仕事を休まなくてもいいですね。
対応できない場合もありますので、予めご希望がある場合はお申し出ください。
情報はみんなに知られてしまうの?
- 和解あっせん
- 非公開
- 調停
- 非公開
- 裁判
- 公開
内密に解決したいのですが...
和解あっせんを利用すれば、第三者にトラブルを知られることはありません。
お金の問題じゃないんですが?
- 和解あっせん
- 金銭での解決に限らない
- 調停
- 金銭での解決に限らない
- 裁判
- 金銭での解決
お金が欲しいわけではなく、ただ、詳しい事情を説明して、謝ってほしいだけなんです。
裁判を起こすと、金銭でトラブルの解決が図られます。和解あっせんや調停では、「ただきちんと謝ってもらいたい」「考えを改めてもらいたい」というような解決案の提示も可能です。
費用は?
150万円の支払を求めて申し立て、100万円が支払われた場合
- 和解あっせん
3回話し合いを行って解決した場合 - 115,500円(税込)
<内訳>
申立手数料
11,000円(税込)
期日手数料
1期日毎5,500円(税込)
成立手数料
88,000円(税込)
- 調停
東京簡易裁判所の場合 - 9,100円
<内訳>
手数料(印紙代)
6,500円
予納郵券(切手代)
2,600円
- 裁判
東京地方裁判所の場合 - 19,000円
<内訳>
手数料(印紙代)
13,000円
予納郵券(切手代)
6,000円
あれっ!和解あっせんの方が費用がかかるのね。
一見高額に見えますが、裁判の際には弁護士をつける場合が多く、弁護士費用も必要となります。和解あっせんは、ご本人でもできますよ。
トラブル解決方法の比較表PDFファイル(477KB)